ドラマ『高嶺の花』第1話感想|「自律神経の回復と将棋ゲーム無敗の意味」

野島伸司脚本の「高嶺の花」がスタートしました。

開始前の予告では、お嬢様と自転車屋の店主による格差婚、という感じの触れ込みでしたが、実際の物語はそんなシンプルなものではなく、いろいろな要素をはらんでおり、観ているうちにぐいぐい引き込まれました。

この記事では、気になったシーンをピックアップしながら、「高嶺の花 第1話」の感想を書いていきたいと思います。

 

 

自律神経の変調により味覚嗅覚を失う月島もも、そして回復へ

入籍した相手が他の女性と子供を作り、結婚式当日に破談された経験から、自律神経に変調を起こし、味覚と嗅覚がなくなってしまった月島もも(石原さとみ)。

キリストンカフェで妹の月島なな(芳根京子)と食事をしている際に、味覚嗅覚がないことを告白する前に、一度、その描写が描かれています。

なながももの家に来て朝食を作った時。おいしそうな洋風朝食をななが用意しましたが、ももは一向に手を付けません。コーヒーを口に持っていっても飲まず、だるそうに取った食パンを、まったく味がしないかのように齧ります。実際にこの時は、味覚はなかったのでしょう。そのことがしっかりと描かれています。

そしてこの自律神経の件に関しては、第1話の中で解決します。月島ももは、1話の中で味覚を回復しています。

それは、スナック喫茶で月島ももが寝てしまい、風間直人(峯田和伸)の家に泊まった翌日の朝。

風間が用意した味噌汁を顔に近づけたももは、自分の嗅覚が回復しているかもしれないと思い、味噌汁を口に含みます。

その場面の表情で、ももが味覚を回復していることが描かれています

直接的な表現はなかったために気づかれなかった方もいるかもしれませんが、この1話の中での風間とのやり取りの中で、ももが部分的にでも心を許し、自律神経を回復するところまで心が穏やかになったということがわかりますね。

ちなみに、この風間家での朝食のシーンは第1話のハイライトとも言えるシーンで、風間が子持ちバツイチのバルーンにお見合いを断られたという話題で食卓が一気に和みます。

その流れで、ももが風間を恋愛対象として意識させるような台詞を言うのですが、個人的には「え、もう?」という感じがしました。スピード感がありますね。

第2話では2人はかなりのところまで進みそうな予感がします。

 

将棋ゲームのアプリで無敗

自転車屋の店主で、みんなから「ぷーさん」と呼ばれる風間直人は、一見ほわーんとしていて穏やかで、やさしい以外に取り柄のないうだつの上がらない男のように描かれています。

母子家庭で育ち、20年以上も寝たきりの母を介護してきた風間は、間違いなく心のやさしい青年でしょう(青年と言える年齢かどうかは怪しいですが)。

しかし、そんな風間の本当の姿をチラッと見せつけるようなシーンがあります。

それは、将棋ゲームのアプリで「無敗」である、というシーンです。

お店に客がいないとき、風間はスマホのゲームアプリで将棋をやっていますが、そのアプリで風間は負けたことがありません。

将棋は頭を使うゲームであり、勝つためには数十手、数百手先を読む頭脳が求められます。

つまり、風間はおそらく非常に頭がよく、「物事がどうなっていくのかを見極める能力」に長けている人物、だということを野島伸司が暗喩したかったのだと受け取りました。

介護していた亡き母も、息子の直人に対して、「望めばなんでもかなえられる子なのに」「能ある鷹は爪を隠す」「夢をかなえる力がある」と評価しています。

格差恋愛と見られている月島ももと風間直人ですが、物語が進むにつれて、本当に格差があるのか、どっちが上なのか、非常に注目されるところですね。

 

引きこもりの中学生、自転車で日本一周

今後注目したいのが、引きこもりの中学生です。

第1話では物語の中核にあまり関わってこなかった感じですが、「物事を見極める能力」に長けている風間のもとで数日過ごし、結局はなぜか自転車で日本一周に旅立ってしまった彼は、今後、もしかしたら重要な人物になってくる、あるいは彼を取り巻く環境が重要なシーンになってくる可能性があります。

というのも、風間が彼に引き渡した日本一周の自転車は、月島もものために一生懸命修理したあの赤い自転車なのです

なぜ風間はももの自転車を彼に引き渡したのか。

しかし、部屋をぐちゃぐちゃにして、出迎えた風間や学校の先生に対して暴れまわった彼が、割と素直に自転車に乗って、颯爽と去っていったのには笑ってしまいましたが。

 

 

芸術家は伴侶を間違える

さて、最後にひとつ気になる台詞をご紹介します。

ももの父である月島流家元月島市松(小日向文世)が、自室にももを呼んで、「自分を回復させるためにやさしい男と付き合い、元の状態に戻ったら捨てなさい」という指導をする場面です。

このシーンで、市松は、「芸術家は伴侶を間違える」ということをももに言います。

それに対してももは、「家元も(伴侶を間違えた)?」と聞き、家元は何とも言えぬ表情を浮かべます。

ももの母、つまり市松の元妻は、ももが幼い時になくなり、今の家元の伴侶は、ななの母である月島ルリ子(戸田菜穂)です。

ももはルリ子に対して良い感情を持っていないのは明らかですが、家元自身も、ルリ子に対して一筋縄ではいかない感情を持っているような印象を受けました。

今後、ルリ子の存在は、物語の方向性に大きく影響を与えてくるような気がします。

 

 

 

 

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高嶺の花 公式サイト

 

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